ゴー宣DOJO

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泉美木蘭
2020.12.10 11:43

狂った専門家とテレビは人を殺している

ただいま早めの昼休憩。

GoToは7月後半からはじまったのに、
8月、9月に感染爆発など起こらなかった。
単に

「例年のインフルエンザのように、寒くなったから、
感染する人が増えたんですね」

というだけのことを、専門家もマスコミも無視して、
GoToをやり玉に挙げている。

国民を扇動するために、勝手に敵を作って
「GoToが敵だ、GoToをやめようとしない奴が悪人だ!」
と言い立てることに酔いしれているだけという、
ひどい状態だ。

5月末まで経済を止めろという無責任の極まった暴論まで
言い出しているが、半年も経済を止めて、どうやって
食べていくのか?
みんな気を緩めている暇などないし、働きたいのに、
それをやめて、貯金がないなら自殺しろと?

飲食・観光、それに連なるさまざまな産業は、
すさまじい営業妨害を受けているが、
実は、製造業を見ると回復しはじめている。
輸出が戻りはじめたからだ。
日本よりもはるかに感染者も死者も多い海外は、
もうとっくに経済を動かしているということだ。
驚くようなことでもなく、当たり前だと思う。
コロナを怖がって閉じこもり続けていては、
生活できるわけがないのだから。

高齢者が人工呼吸器管理で延命されているのを
固唾をのんで見守りながら
「私たち、迷惑かけちゃいけないよね、
自粛しなきゃいけないよね」
なんて偽善を言っていられるのは、ほんの一瞬だと思う。

まだ解雇の憂き目にあっていない人の給料も、
いつまでも助成金で支払いつづけることなど不可能だし、

うちはあまり影響がなくてよかったなあと思っている
会社でも、来年の春闘で、本格的に給料が下がるという
現実が
襲い掛かるということも十分あり得る。
破壊した経済は、簡単に回復なんてしない。

狂った専門家とテレビは社会を破壊し、人を殺している。
「専門家は感染症のことだけを考えていればいい」
などと言って、人を殺している。

「私は抹殺とはなんの関係もありません。
感染症に一切かからないためのことと、
なにがなんでも高齢者を死なさないことだけを
言ったのであって、
そのあとのことに関しては権限外です。
私は一人も人を殺していません。
そもそも人を殺したことなんてないんです」

半年後、こんなアイヒマンのセリフを頭のなかで
繰り返せば済むと思っているのか?

 

 

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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